ビジネストレンド第4章:インバウンド消費~ コロナ前後でどう変化した?

ようやくコロナ禍から解放された2023年
インバウンド消費はコロナ前と比較してどうなったのでしょうか?

訪日旅行における消費額の推移は、
年間消費額が2015年に大きく伸び、その後着実に右肩上がり
コロナ禍を挟んだ2023年、5.3兆円と過去最高額を記録しました

お、一気に過去最高額かぁ!

全体の消費額が大きく伸びた要因は、1人あたりの単価の大幅な伸び
旅行者数は2,490万人と、2019年対比で-17%減少したにも拘らず、
1人あたりの単価は+34%と大きく拡大
旅行者数の減少を単価UPでカバーした形です

日本で円安が続くなか、一方で物価高は進行しています
しかし海外の物価・賃金上昇はそれ以上であったことから、割安感があったと見られます

【参照】「国土交通省 観光庁【訪日外国人消費動向調査】2023年暦年全国調査結果

国籍・地域別に見た場合、コロナ前の2019年度と2023年で変化などはあるのでしょうか?

国別の消費額、TOP5の構成は同様ですが、ランキングには大きな変化が
中国の消費額が-57%と大きく減少した一方、その他の国の消費額が大幅に増加しています

訪日外国人の人たちはどんなことにお金を使ってるの?

費目別構成比を見ると、最大の要因は宿泊費の増加
単価の大幅な上昇や宿泊日数の増加が後押ししていると見られます

一方で買物代は大きく減少
中国からの旅行者を中心とした、いわゆる爆買いが減少したとの見方です

日本の食事や文化、アクティビティといった体験型の消費行動に対する関心が高まっている点もポイントと言えます

【参照】「国土交通省 観光庁【訪日外国人消費動向調査】2023年暦年全国調査結果

今後のインバウンド戦略はどうなるのでしょうか?

人口減少により国内消費が上がりづらい日本にとって、インバウンドによる外貨の獲得は極めて重要なミッションと言えます

観光における場所や時間の分散化や、訪日者の数と単価のバランスを最適化していくことが重要であると有識者は見ています

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