VOICE
担当コンサルタントの声今回は防災マニュアルの策定に向けて、災害対応フローや判断基準などを決定するセッションの実施をご支援しました。
一般的に、企業における防災マニュアルの策定は総務や管理部門が担当し、完成したものを全社に配布・周知することが多いものです。しかしその方法では、経営者を含めて社員への浸透が難しく、訓練を実施してもなかなか防災に真剣に向き合ってもらえないという悩みをよくお聞きします。
ヴィルモランみかど様では半年をかけ、経営層のメンバーで構成された対策本部ワーキングで災害対応の全体像を設計したうえで、関係する部署が自らマニュアルを作成していくというやり方で、まさに全社をあげてプロジェクトに取り組まれました。
多くのメンバーを巻き込んで取り組みを進めたことで、意見が分かれたり合意形成に時間がかかったりするなどの苦労は多々ありましたが、様々な経験、知識を持つ方々がそれぞれの視点で意見を出し合った結果、最終的には、皆さんが災害への対応を自分のこととして受け止めることができる実践的なマニュアルができあがりました。
ただマニュアルに「完璧」はありません。今後の訓練などを通して、更にブラッシュアップしていくことで、今回、みなさまがボトムアップで生み出した防災への意識がより確かなものになっていくのではないかと思っています。