若手社員の「考える力」向上をめざす、上長向けのフォロー研修を実施
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若手社員向けにロジカルシンキングや課題解決力といった研修は、多くの企業で実施されていますが、実際に業務で活用できるようになるには、本人が実践するだけでなく、上長による職場での指導も欠かせません。本事例では、若手社員がスキル定着を図れるよう、上長を対象とした研修をご紹介します。
多くの企業では、若手社員に対して「ロジカルシンキング」や「課題解決力」といった考える力を養う研修が実施されています。
しかし、こうした考える力は、実際に使うことで初めて定着します。
そのため、ただ研修を受けたのみでは、わかった気になっているだけで身に付いていない可能性があります。
本事例では、入社5年目までの若手社員を部下に持つ上長を対象に、部下が現場での実践を通じて考える力を向上させ、スキル定着を図るために、オンラインで研修を実施しました。
具体的には、上長(入社5年目までの社員を部下に持つ課長)向けに若手社員の考える力を業務上で使用させるための問いかけの手法の共有、考える力をもつということはどういうことなのかの「あるべき姿」の言語化、また上長同士が悩みや事例を共有するグループワークで構成しております。
本事例のポイント
若手研修と連動したコンテンツで定着を促進
若手向け研修の内容と連動した上長向け研修により、職場でのスキル実践を日頃の業務において上長から促していくためのヒントを研修により提供しました。 また、若手社員へロジカルシンキング等をインプットした際に登壇した講師と同じ講師により研修を実施することで、より具体的に若手社員の強み弱みに即した研修を実施できました。
長年のパートナー関係で培った信頼によるカスタマイズ性の高い研修
長年、ビジネスパートナーして培った信頼関係と、導入企業の若手社員の特性を深く理解しているNTT ExCパートナーの強みを活かし、研修内容をゼロから企画しました。 企業のニーズに合わせた柔軟なカスタマイズにより、効果的な研修を実現しました。
予算に合わせた柔軟な設計を実現
研修1回あたりの受講者数を増やし、予算に合わせた研修を設計。その分グループワーク数を絞るなど、カスタマイズすることで、お客様のニーズにあった研修をご提供しました。
部下指導力の強化を実現するソリューションをご紹介
導入の背景と目的
導入企業では、若手社員のスキル向上をめざし、ロジカルシンキングや課題解決力などに関する研修を実施していました。
しかし、実際に若手社員が作成した資料を確認してみると、論理的な思考が十分に発揮されたものになっていない資料が多く見受けられました。
このように、研修でインプットされたスキルが、実際の業務で活用されていないという課題を抱えていました。
この課題を解決するため、若手社員を指導する立場にある上長が、若手社員の「考える力」を引き出し、職場での実践を促すための研修の導入を検討しました。
上長フォロー研修の概要
- 受講対象者:入社5年目までの社員を部下に持つ課長
- 受講者数:420名
- 研修時間:半日(4.5時間)
若手社員が研修で学んだスキルを業務で活かせるよう、上長が効果的にフォローするための「上長フォロー研修」をオンラインで実施(4.5時間)しました。
具体的な問いかけとシンキングスキルが身についているというのはどういう状態を言うのか、という「あるべき姿」の明示により業務の様々な場面でシンキングスキルを実践させるフィードバックを行えるようになる点が、本研修の大きな特長です。
講師が若手社員向けの研修内容を踏まえて作成したカリキュラムに加え、上長同士が悩みや事例を共有するグループワークも取り入れ、参加者が気づきを得られるよう工夫しています。
効果と今後の展望
若手社員の「考える力」の向上を評価するため、職場実践状況を360度診断を活用して効果検証を行う予定です。
昨年度までのデータと比較し、今年度の伸び率を確認することで、本研修が若手社員のスキル習得にどの程度影響を与えたかを検証します。
NTT ExCパートナーは、若手社員育成に注力する企業であれば、業種や職種を問わず「上長フォロー研修」を展開できると考えています。
今後は、「考える力」だけでなく、一度学んだことを実際の業務で使えるようにする仕組みを、若手社員に限らず提供していくことをめざしています。
部下指導力の強化を実現するソリューションをご紹介

VOICE
株式会社NTT ExCパートナーラーニングソリューション事業部 NTTグループ営業部門 営業担当 能村 威史
若手社員が研修で得たスキルを定着させるためには、日々の業務で意識的に実践し続けることが重要です。 今回の「上長フォロー研修」は、上長による適切なフィードバック(問いかけ)を実施することで、若手社員のシンキングスキルを半ば強制的に実践させることができる点に大きな意義があります。 今後も若手社員の職場実践につながる施策を、お客様と一緒に作り上げていきたいと考えております。
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