ビジネス開発研修
本研修では、基本的なビジネス開発の基礎やフレームワークについて体系立てて学んでもらいます。また、自社を取り巻く環境分析等の結果から、新事業・サービス創出の重要性、自らの役割を認識しフレームワークを使い実践のトレーニングを行います。
ビジネストレンド第6章：スーパーアプリ～その仕組みと強み、課題とは？
突然ですが、「スーパーアプリとは何か？」
ご存知でしょうか？
え？アプリは分かるけど、スーパーアプリ？
なんだろう…聞いたことないなぁ～
スーパーアプリとは？
1つのアプリの中に、決済・コミュニケーション・エンタメ・買物といった様々な機能やサービスを併せ持つ統合型のアプリのことです
中国や東南アジアを中心として広く利用されており、スマートフォンが主体となった現代、
プラットフォーマーとして圧倒的な存在感を発揮しています
国内の事例としては、LINEやPayPayなどが挙げられます
あぁ、アレね！
僕も使ってるけど、そう呼ばれているのは知らなかったなぁ～
LINEやPayPayは、80～90％のユーザーが利用しているにも関わらず、71％の人が「スーパーアプリとは何かを知らない」と回答しています
利用実態と認知度には、大きなギャップがあるようです
続いてはスーパーアプリの強みを見てみましょう
まずは企業の視点
- 日常的、多面的な顧客接点を実現できる
- 多様かつ多数のユーザーを獲得しやすく、アプリを削除されにくい
- 横断的な行動データの収集が可能になる
続いてはユーザー視点
- 数多くのアプリをダウンロード、起動、管理する必要がない
- サービスごとにID・パスワードを登録、入力する手間が省ける
- 使い慣れたインターフェイスで様々なサービスを使用できる
なるほど、両者に明確なメリットがあるね！
一方でスーパーアプリは、2つの巨大なリスクを抱えています
1つめは、プラットフォーマーによる情報の寡占が加速すること
欧米で広がっていない理由の1つかも知れません
2つめは、情報漏洩した際のリスクは極めて大きくなること
無数のサービスに紐づく分、もしもの時のダメージは甚大です
メリットとデメリットは、どちらも明確
日本と世界における今後の動向に注目しましょう
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