行動経済学 第6章:新しいことにチャレンジしたい(現状維持バイアス・損失回避の法則・現在志向バイアス・アインシュテルング効果)

行動経済学の具体例を学ぶ
今回は4人目となる、こちらの方のお悩み

私は、新しいことにチャレンジしたいと思っているのですが
思ってはいるものの、なかなか腰が重いというか、動けなくて…

それはあなただけの問題ではありません
自分や他人が変わる、新しいことに挑戦することがなぜ難しいのか?
人は、今を優先・維持して、変化を避けようとする習性があるからです

今回は4つの事例をご紹介しましょう

1つめは、現状維持バイアス
人は「本能的に現状維持を望む」という習性があります

知らない・やったことが無い・新しいものは避けたい
リスクを負いたくない、失敗したくない…

変化にはリスクが付きものであるため、今の平穏を維持したい、持っている利益やメリットを失いたくないという考えが先行するのです

今を維持しようとすることが前提なのですね

2つめは、損失回避の法則
人は「得をしたい気持ちより、損をしたくない気持ちが強い」という習性です

例えば、「10万円得した」、と「10万円損した」だと、損した時の悲しみの方が大きいと感じる人は多いのではないでしょうか

得る喜びより、失う悲しみが大きいため、躊躇すると考えられます

それも分かるなぁ…

3つめは、現在志向バイアス
人は「将来の大きな利益より、目先の小さな利益を優先する」という習性です

今、手に入る利益を優先したいという思いが先行し、
目の前にある事柄を過大評価・将来を軽視しがちと言われます

目の前に振り回されない…難しいですね

4つめは、アインシュテルング効果
人は「慣れ親しんだ方法・考え方などに捉われ、異なる方法・考え方・視点などには目を向けない・認識しない」という習性です

セオリー、経験、成功体験などは武器にもなりますが、時に足かせにもなるのです

これもありがちな盲点ですね

デジタルリテラシー 
コラム一覧

関連コンテンツ

ExCの強み

  • NTTグループの技術力を活用した
    先端ソリューション

    • NTTグループの研究開発の実績や技術力を基盤にしたソリューションで、一歩先を行く、科学的アプローチを実現

  • 人事・総務の各領域に精通した
    プロフェッショナルが伴走

    • 30年以上にわたりNTTグループの人事・総務を担ってきたHC領域の専門家が伴走

  • 『人と組織を変える施策の実行』と『振り返りでやりっぱなしを防止』の文字を、双方に向かう矢印でサイクルになっていることを表した図。

    施策効果の振り返りまでを
    実施して改善サイクルを実現

    • ExCパートナーのソリューションでは、実行後の振り返りを行い、次の改善活動に向けた示唆出しまでサポートします。

30年以上のご支援で
培われたノウハウで
800社以上の企業での
導入実績