探究学習とは?求められる背景や目的、進め方についてわかりやすく解説

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探究学習とは、生徒が自ら課題を見つけ、深く掘り下げて探究していく学習科目のことです。

新しい学習指導要領の中で注目されているこの学びは、従来の教科学習とは異なり、知識を単に暗記するだけでなく、問題解決能力や批判的思考力、コミュニケーションスキルを育むことを目的としています。

この記事では、探究学習がなぜ重要視されるようになったのか、その背景や目的、そして具体的な進め方について詳しく解説します。

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探究学習とは

探究学習とは、何でしょうか?
探究学習とは、生徒が自らの興味や関心に基づき、課題を見つけ、深く掘り下げて解決策を探し出す学習プロセスのことです。

従来の教育スタイルが教師主体で進められる「受動的学習」だったのに対し、探究学習は「能動的学習」を促進します。こうして、生徒は自らの疑問に基づき学習を進め、自分自身の考えを発展させながら、論理的思考や問題解決能力を身につけることができます。

日本では、2022年度より高等学校で必修化されました。

探究学習が求められる背景・目的

探究学習が求められる背景・目的も確認していきましょう。

探究学習が求められる背景

現代社会は、急速に進化する技術革新やグローバル化により、複雑で多様な課題に直面しています。これに伴い、従来の暗記型学習では、現代社会の変化に対応できる人材を育成することが難しくなっています。

そのため、教育現場では知識の習得だけでなく、得た知識を活用し、柔軟に対応するためのスキルが重視されています。

この変化の中で、探究学習が注目されるようになったのは必然的な流れといえます。

探究学習が求められる背景として、以下の要因が挙げられます。

社会の急激な変化と不確実性の増加

今日のビジネスや技術環境、それらを取り巻く社会環境は、予測不可能なスピードで進化しています。そのため、単に既存の知識を持つだけではなく、自分で問題を発見し、解決策を模索する能力が求められています。

従来の一方的な知識提供ではなく、学び手自身が主体的に課題を見つけ出し、探究するプロセスが必要とされています。

グローバル化に伴う多文化共生社会の到来

グローバル化によって、異なる文化や価値観を理解し、協力することが求められる場面が増えています。これに対応するためには、他者の視点を理解し、自分の意見を柔軟に変えられる批判的思考が重要です。

探究学習では、他者との協働を通じて、こうした多様な視点から問題を考える力が育まれます。

情報社会の進展

インターネットを通じて膨大な情報が瞬時に手に入る現代において、情報を取捨選択し、正確に分析する能力が重要です。

探究学習では、生徒が自ら情報を収集・分析し、適切な解決策を見出すプロセスを通じて、これらのスキルを自然と習得します。

探究学習の目的

探究学習の目的は、生徒が自発的に学び、課題を設定し、課題解決に必要なスキルを身に付けることです。

具体的には、以下のような目的が挙げられます。

批判的思考力の養成

探究学習では、表面的な知識を覚えるだけでなく、その知識の背景や前提を深く理解することが求められます。

生徒は与えられた情報を鵜呑みにせず、疑問を持ちながら学びを進めることで、より深い理解を得ることができます。こうして、社会で必要とされる批判的思考力が養われます。

問題解決能力の向上

現代の社会では、複雑な問題に直面することが多く、探究学習ではその解決方法を自ら見つけ出す力が培われます。

課題を発見し、情報を集めて分析し、最適な解決策を模索するプロセスを繰り返すことで、実社会での応用力を身に付けることができます。

コミュニケーション能力の強化

探究学習では、他者との協働や意見交換が重要な要素です。
チームで取り組むプロジェクトやプレゼンテーションの機会を通じて、生徒は相手の意見を尊重し、自らの考えを効果的に伝える力を養います。こうして、将来的には職場や社会でのコミュニケーション能力が向上します。

探究学習の進め方

探究学習は、生徒が主体的に学ぶプロセスを重視して進められます。

以下で、探究学習の一般的な進め方をステップごとに解説します。

1.課題の設定

探究学習の最初のステップは、生徒が自ら解決したい課題を設定することです。
生徒は、日常生活や地域問題、社会の出来事から疑問を見つけ、それを探究のテーマとして選びます。
教師はこの段階でのサポートとして、生徒が適切な範囲で実現可能な課題を設定できるように助言を与えます。

たとえば、気候変動に関するニュースを見た生徒が「どうすれば地球温暖化を防げるのか?」という課題を設定することが考えられます。課題設定は生徒自身の興味や関心を基に行われるため、学習意欲を高める効果があります。

2.情報の収集

課題を設定した後は、その課題に関する情報を収集します。
インターネットや書籍、専門家へのインタビューなど、多様な情報源を活用して、広範なデータや意見を集めます。

この段階では、単に情報を集めるだけでなく、その信頼性や客観性を評価する能力が求められます。
また、生徒は多様な情報源を使い分けながら、自分が立てた仮説に対してどのようなデータが必要かを判断する力も身に付きます。

3.整理・分析

収集した情報は、そのまま使うのではなく、論理的に整理・分析する必要があります。
この段階では、情報の中から重要な要素を抽出し、関連性を見つけ出しながら自分の仮説を検証します。

たとえば、気候変動に関するさまざまなデータや報告書を見て、それぞれの要素(気温の上昇、海面の変動、温室効果ガスの排出量など)がどのように関連しているかを分析し、課題の解決策を見出すのが目的です。これを通じて、論理的思考力や批判的思考力が培われます。

4.まとめ・表現

最後に、整理・分析した情報を基に、自分の考えや結論をまとめ、それを他者に伝えるための表現方法を考えます。
この段階では、単に結果を発表するだけでなく、他者にわかりやすく伝えるための工夫が必要です。

プレゼンテーションやレポートの形で成果を発表することが多く、ここで表現力やコミュニケーションスキルが試されます。
また、同級生や教師からのフィードバックを受け取り、それに基づいて改善を重ねることも重要です。

まとめ

探究学習は、従来の一方的に提供された知識を覚えるだけの学び方とは異なり、生徒が主体的に課題を見つけ出し、解決に向けたプロセスを通じて多様なスキルを身に付ける新しい学習スタイルです。

批判的思考力や問題解決能力、そしてコミュニケーションスキルといった、現代社会で必要とされる力を育むために、探究学習は重要な役割を果たしています。

社会の急速な変化に対応するためには、自ら問題を発見し、柔軟な解決策を見つける力が求められており、そのための教育アプローチとして探究学習はますます注目されています。

NTT ExCパートナーの「探究学習サービス」の意義

探究学習は社会の取組みを課題設定されることも多い為、企業活動や企業活動における取組が探究テーマとして取り入れられることも増えております。学習の厚みを増すためにフォーカスされた企業へのアプローチやインタビュー、出前授業等のニーズも高く企業への探究学習への参画が強く望まれています。
参画企業側としては、探究テーマとして企業活動を高校生が学習として取組む過程で、当該企業の社会活動への意義が認知され、取り組んだ高校生やその家族への当該企業のCSR活動の理解や認知が高まります。さらには自社の製品開発に、高校生の新しい意見や考え方を取り入れたりするなど、企業が「探究学習」に参入することでさまざまなメリットが期待できます。

NTT ExCパートナーが提供する「探究学習サービス」は、高等学校で必修化された「探究学習」において企業の参入を支援いたします。

【サービス内容】

  • 探究学習教材企画・制作(動画、コンテンツ制作)
  • 探究学習プラットフォーム(TimeTact)上での教材配信
  • 御社オリジナルの特設サイトの構築・配信
  • 教育現場での出前授業(対面/オンライン)

探究学習への参入をご検討の企業様は、ぜひご相談ください。
https://www.nttexc.co.jp/solution/consulting/tankyu/

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