
タレントマネジメントシステム「カオナビ」
人事業務をDX化して、本来注力すべき戦略的人事を実現しませんか? 社内にバラバラに存在する社員情報をカオナビに一元的に集約することや、紙やExcelで運用されている評価業務をカオナビ上でデジタル化することにより、大幅な業務効率化が図られます。いままでルーチン業務に割いていた時間を、本人へのフィードバックや組織の目標達成に向けた人事戦略策定等高付加価値な業務にシフトすることができます。

企業の成長にとって、優秀な人材の確保と育成は不可欠です。しかし、変化の激しい現代社会において、従来の人事管理手法では限界が見えつつあります。このような状況の中で、戦略的な人材管理を実現するタレントマネジメントシステムの導入が、企業の未来を大きく左右する重要な鍵となります。
本記事では、タレントマネジメントシステムが注目される背景、その歴史、市場規模についてご紹介します。
タレントマネジメントとは、従業員一人ひとりのスキルや資質を把握し、適材適所の人材配置を実現することで、組織全体のスキル・能力を最適化する取り組みをさします。
タレントマネジメントを効率化するための専用ツールが、タレントマネジメントシステムです。これを導入・活用することで、適材適所の人材配置をはじめ、埋もれた人材の発掘や公平な人事評価、自社に不足しているスキルを持った人材の採用など、多様な人材活用を効率的に実現できます。
タレントマネジメントシステムが注目される背景には、「ビジネス環境の変化」「働き方改革による変化」「人事評価の変化」「テクノロジーの進化」の4つの要因があります。
近年、企業を取り巻くビジネス環境は急速に変化しており、特に人材戦略の重要性が高まっています。日本国内では少子高齢化による労働人口の減少が進み、優秀な人材の確保が企業の競争力に直結する時代となりました。さらに、グローバル化の進展により、多様な人材を適切に管理し、最大限に活用することが求められています。
また、企業の成長戦略としてM&A(合併・買収)の増加により、組織統合や文化の融合を円滑に進めるための仕組みが必要となっています。このため、従業員のスキルやキャリアを一元管理し、適材適所に配置できるタレントマネジメントシステムが注目されています。
政府主導の「働き方改革」の影響で、企業には労働環境の改善や柔軟な働き方の導入が求められています。その結果、リモートワークやフレックスタイム制、副業・兼業の解禁など、多様な働き方が普及しました。こうした環境の変化に伴い、従業員のパフォーマンスを適正に評価し、適材適所の配置を行うことの重要性が高まっています。
従来の年功序列型評価から、実力主義・成果主義への移行が進んでいます。この流れの中で、従業員一人ひとりのスキルや成果を可視化し、公平かつ納得感のある評価が求められるようになりました。
タレントマネジメントシステムを導入することで、従業員のスキル、プロジェクト実績、評価データを統合的に管理でき、より客観的な評価が可能になります。また、データをもとにした評価制度の透明化により、従業員のモチベーション向上にもつながります。
AI(人工知能)やビッグデータ、クラウドコンピューティングなどのテクノロジーの進化により、タレントマネジメントの手法も大きく変わりつつあります。たとえば、近年ではパーソナライズされた人材分析が可能になりつつあります。従業員のキャリア志向や適性をAIが学習し、一人ひとりに最適なキャリアプランを提示するシステムが登場しています。これにより、従業員の能力を最大限に活かしながら、企業の成長戦略とも合致する人材配置が可能になります。
タレントマネジメントシステムの歴史をさかのぼると、人事関連の業務システムが登場したのは1990年代頃のことです。給与計算や賃金管理といった機能を持つシステムからはじまり、徐々に人事のさまざまな業務を支援する機能が追加されていきました。
タレントマネジメントシステムがはじめて登場したのは2010年頃で、海外製のシステムが日本市場に提供されるようになりました。その後、国産のタレントマネジメントシステムも登場し、特に2015年前後からは異業種からの参入も増え、現在では多くの国産システムがリリースされています。
先述のとおり、異業種からタレントマネジメントシステム業界の参入が増えた影響もあり、タレントマネジメントシステムの市場規模は拡大傾向にあると考えられます。
平成30年版の厚生労働白書によれば、タレントマネジメントの導入状況について、下記のように述べられています。
2012年度における「導入済み」企業は2.0%であったが、その後緩やかに上昇傾向にあり、2017年度における同値は7.1%となっている。また、「試験導入中・導入準備中」「検討中」の企業を含めると、2012年度には13.5%であった数値が、2017年度には25.1%にまで上昇しており、「導入済み」企業は必ずしも多くはないが、企業における関心が高まっていることが分かる。
このデータからは、タレントマネジメントシステムの市場規模が拡大していることが類推されます。
野村総合研究所の「ITナビゲーター2021年版」においても、タレントマネジメントの市場規模について、この調査がされた2020年時点では211億円でしたが、2026年には447億円まで拡大(6年で2倍以上)と予測しています。
今後は人的資本経営の観点から、企業が従業員のスキルやキャリア形成に対して積極的に投資する動きが加速すると考えられます。特に、従業員のリスキリング(学び直し)やアップスキリング(スキル向上)を支援する機能を持つタレントマネジメントシステムの開発・導入が進むでしょう。さらに、生成AIやブロックチェーン技術を活用したデータ管理の高度化も期待されており、より精度の高い人材戦略が実現される可能性があります。
タレントマネジメントシステムの市場は拡大しつつあり、その背景にはビジネス環境の変化、人材管理の最適化、テクノロジーの進化といった要素があります。
タレントマネジメントのシステムにおいては、標準的な機能だけではなく、従業員のキャリアパスを可視化し、個別最適化された学習コンテンツを提供する機能も強化されつつあります。これにより、企業は単なる人材管理の枠を超え、従業員のスキル成長を促す仕組みを構築できるようになることも予想できます。
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