日本テレマティーク株式会社

"感覚"から"データ"へ!エンゲージメント診断で組織の現状や、改善の方向性を明確化

  • IT・情報通信
  • 101~300人
  • 組織開発
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日本テレマティーク株式会社

創業1985年

業界・業種IT系

従業員112名

NTT東日本と伊藤忠商事の合弁会社として1985年に設立。 お客様の情報通信システムパートナーとして、NTT東日本が持つ「情報通信・ネットワーク技術」と伊藤忠商事の「営業力・情報収集力」をバックボーンに、お客様に最適なデジタルソリューションを提供。 URL:https://www.nti.co.jp/company/

本事例のポイント

漠然とした組織課題を「エンゲージメントPRO®」により数値やグラフで可視化! 優先して取り組むべき課題が独自のドライバーで明確に


「エンゲージメントPRO®」とは、エンゲージメント向上のメカニズムに基づき、強みや弱みを明らかにし、ボトルネックを特定するエンゲージメント診断ツールです。このツールの利用により、漠然と感じていた組織課題を独自の診断軸のドライバーによって数値化・グラフ化することで、優先して取り組むべき項目を明らかにした事例をご紹介します。

エンゲージメントPRO®をご利用いただいた背景・実施方法等

―エンゲージメント診断実施の目的やきっかけとなった課題感を教えてください。

診断実施の目的感としては、当社の将来的な離職予防や、従業員が長期にわたって安心して働き、自身のキャリアを最大限に伸ばせる環境構築をしたいという思いがあったことです。
「この会社で働き続けたい」、「もっと成長したい」と感じてもらうために、等身大の社員目線・現場目線の意見を拾いたいと思いました。

また、その実現のための客観的な指針やデータの不足という課題感もきっかけの一つでした。これまで感覚的に捉えていた組織の強みと課題を、エンゲージメントPRO®のような専門ツールを用いて定量的・定性的に確認し、具体的な対策へつなげていきたいと思い、今回の実施をいたしました。

―これまでに他のエンゲージメント診断のご利用はされていたのでしょうか?

はい。弊社ではこれまで他社の診断ツールを利用しておりました。
ただ、費用対効果の面で再検討の必要性を感じていたことや、より結果が具体的・実践的な対策やアプローチに結びつくような診断を利用したいという課題感から、今回エンゲージメントPRO®のトライアル利用をしました。

―診断を受けていただく際、社員の皆様にはどのように動機付けされましたか?

経営層・管理者からのメッセージとして以下2点を強調し、従業員が安心して率直に意見を述べられるよう取り組みました。

  1. 診断実施の目的が「従業員がより働きやすい環境を作るため」であること
  2. 回答は匿名で結果が人事評価に影響することはないこと

また、周知方法としては、社内ポータルでの告知、部署ごとの朝礼での説明、担当部署からのメールの配信など複数チャネルを通じて発信しました。

―率直な意見を言えるよう、丁寧にメッセージを発信されたとのこと素晴らしいですね。

せっかくのツールも、生の声を拾えないと意味がないと思ったので、そこは力を入れて取組みました。

エンゲージメントPRO®での診断で分かったこと・診断による効果

―診断結果をご覧になってどのような気付きや発見がありましたか?

診断結果を見て特に印象的だったのは、これまで漠然と感じていたコミュニケーション不足や、職場環境への不満などが数値として可視化されたことです。
「エンゲージメントとドライバーの相関」を縦軸に、「ドライバーの充足度」を横軸とした4象限からなる分析結果から、着手すべき課題とそうでない課題が明確になりました。
また、役職や世代においてエンゲージメントに差があることも明らかになり、課題が局所的である可能性や、よりターゲットを絞ったアプローチの必要性に気づくことができました。

ワークエンゲージメントとドライバーの相関

―この結果は今後の施策検討実施などに活用できそうですか?

はい。診断結果は、今後の施策立案において役立つ示唆を与えてくれています。
特に具体的な数値やグラフで示されたデータは、どの領域・ドライバーの内容に優先してリソースを投じるべきか、施策をもっと効果的にするには、という判断のきっかけになると感じています。例えば、着手すべき項目として列挙された課題について、具体的な改善目標を設定し、スタッフの共通認識のもと取り組むこともできると考えています。
また、経年で診断を継続することで、施策の効果測定にも活用できるため、PDCAサイクルを回す上で不可欠なツールとして継続的な利用をしていきたいと思います。

―今回の診断実施を通じて、組織や従業員に変化はありましたか?

実際に診断を受けた従業員からは、「会社が自分たちの声に耳を傾けている姿勢を感じた」、「日ごろ感じていたことを匿名で伝えられて良かった」、「エンゲージメント診断と各種研修が連動しており、意見が反映されている実感があった」、というような声がありました。

また現場の管理者は、マネジメントの視点からも診断の有用性を感じてもらえたようで、「部下の本音がデータで明確になったことで、これまで見えにくかった課題が浮き彫りになると思う」、「具体的な数字があることで、面談で話すべきポイントが組織全体としての傾向を含めて絞りやすくなった」、という好意的な反応がありました。

これらの反応から、今回の取組は従業員が会社の変化に期待感を持ち始めるきっかけとなったのではと感じております。

―良い変化が起きつつあるとのこと、大変嬉しいです。

エンゲージメントPRO®への感想・オススメ活用シーン

―今回の診断結果に関して納得感はいかがでしたか?

診断結果には、一定の納得感があったと感じています。

私たちが日頃から感じていた漠然とした組織課題が、客観的なデータとして裏付けられ、具体的な数値で示されたからです。例えば、特定の部署でエンゲージメントが低い、コミュニケーションに課題があるといった感覚的な認識が、診断結果で反映されていました。
そのような、「やはりそうだったか」と納得した点のほか、「そこまで課題感があるとは思っていなかった」という項目もあり、気づきを得られる点と感じました。

―本サービスに関し、特にここが良かったと感じたポイントがあれば教えてください。

特に良かったと感じたのは、診断結果の「分かりやすさ」と「深掘りのしやすさ」です。複雑なデータを直感的なグラフやスコアで示してくれるため、専門知識がない者でも現状を素早く把握できました。更に、単に数値を示すだけでなく、各項目がエンゲージメントに与える影響度などが示されており、どこから手をつけるべきかのヒントが得られたのは非常に良かったです。
また、NTT ExCパートナー社からのサポート体制も手厚く、疑問点に対して迅速かつ的確なアドバイスをもらえた点も大変助かりました。

―他社に本サービスを勧めるとしたら、どのような企業やシーンで有効だと思いますか?

特に「組織の成長フェーズにある中小企業」や「従業員定着に課題を抱える企業」に強くお勧めしたいです。また、「明確な課題は感じているものの、どこから手をつけて良いか分からない企業」にも非常に有効だと思います。
なぜなら組織が拡大期に入ると、どうしても従業員一人ひとりの声が届きにくくなり、組織課題が見えづらくなると考えているからです。そのような状況で、エンゲージメントPRO®は客観的なデータを提供し、組織の「健康診断」として機能することで、持続的な成長を支援する強力なツールとなると思います。

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