デジタルリテラシー第9章:DXとデジタル化、何が違う?

ビジネス領域でデジタル技術を活用する取り組みって、要はDXだよね?
そもそもDXって、デジタル化と何が違うの?

点の取り組みに留まるペーパーレス化、デジタルサービス導入による目先のコストカットなどは、広義のDXにおいて入口には位置付けられるものの、本質的な意味でのDXとは言えません

広い意味では含まれるけど、本質ではない?
う~ん、どういう意味だろう?

DX実現への道のりに決まりは有りませんが、
3つのステップで実現していくアプローチが一般的と言われます

STEP1は、デジタイゼーション
紙の資料をシステムへ、対面での応対をオンライン窓口へなど、これまでアナログで行っていた業務や機能を、部分的・局所的にデジタルへと置き換える段階です

導入のハードルが低く、コストカットや業務効率化などが見込めます

STEP2は、デジタライゼーション
繰り返し・定期的に行われるデータ集計、書類の発行・管理を自動化、稟議書のやり取りなどをプロセス単位で自動化するといった取り組みです

業務フローやサービスの流れを線としてアップデートすることで、更なる業務効率化、データの活用やノウハウの蓄積、付加価値の創出などを実現します

STEP3が、狭義のデジタルトランスフォーメーション
明確な定義は有りませんが、デジタルを武器に業界・市場で革新的なビジネスモデルを実現し、自らのビジネスにおいてリアルとデジタルを継ぎ目なく結びつけ、新たな顧客体験・価値を提供できるようになったなどの取り組みが挙げられます

DXの最終的な目的は「組織・ブランド・企業を末永く輝かせること」

自らの組織が持つビジネスのコアと、デジタル技術のチカラを融合する取り組みであり、組織にとって第2の創業と表現されるものです

なるほど、目先だけを見ては実現できないんだね!

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