行動経済学 第4章:周囲と穏やかな関係を築きたい(返報性の原理・心理的リアクタンス)

行動経済学の具体例を学ぶ
今回は2人目となる、こちらの方のお悩み

私は人と行き違ったりするのが苦手で…
できるだけ、周囲の人とスムーズで穏やかな関係を築きたいと考えてるのですが、知っておくと良いことはありますか?

もちろんあります!今回は2つの例をご紹介しましょう

1つめは、返報性の原理
人は「相手から受けた行為に対して、お返しをしようとする」という習性です

好意や感謝などを表す・伝える、相手を褒める
親切にしてくれたからあの人から買おう、いいねしてくれたから返そう、サービスしてくれたから、奢ってくれたから、話を聞いてくれたからなど

返報性のなかでも「好意」はその象徴的な存在
優しく、親切にしてくれた相手には、自分も「好意」を返そうとするのです

まずはこちらからGiveしていく姿勢が大切なのですね

ただし返報性は好意だけではありません
その他にも「敵意」「譲歩」「自己開示」があります

「敵意」の場合、苦手、嫌いといった態度を表すと、同じようなリアクションが返ってくるのです。端的に言えば仕返しです

「譲歩」は、前回無理を聞いて貰ったから今回は、1回目は譲ってくれたから、といった譲り合いの精神ですね

「自己開示」は、まずはこちらから心を開く・歩み寄る、本心や悩みを開示することで、相手もそれに応えようとします

良いことも、そうでないことも、合わせ鏡のように訪れるとなると自分自身が発信するものは、できる限りポジティブが良いですね

2つめは、心理的リアクタンス
人は「強制される・自由を制限される・選択肢を奪われると、
反抗心・反発心が芽生やすくなる」という習性です

(やろうとしている時に)「○○はやったのか?」などと言われたことはありませんか?

人には「自分で意思決定したい」という大前提があります。対策としては、指示を質問に置き換えるなど、相手の意思を尊重した投げかけ方を選択する方法が有効です

そうか置き換えれば良いんだ

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