行動経済学 第7章:モノゴトの捉え方や価値観をアップデートしたい(フレーミング効果・確証バイアス)

行動経済学の具体例を学ぶ
今回は5人目となる、こちらの方のお悩み

世の中が多様化していくなか、凝り固まった視点に捉われず、
モノゴトの捉え方や価値観をアップデートしていきたいと考えています

不確実性の高い時代を勝ち抜くためにも、固定観念から抜け出し、柔軟な視点を持つことが大切です
2つの事例をご紹介しましょう

1つめは、フレーミング効果
同じモノゴトであっても、自分自身の見方・伝え方=フレームによって、その意味や効果は大きく異なるというものです

例えばここに、おいしいビールが半分まで入ったジョッキがあります
この時「もう半分しかない・・」とネガティブに見るか?
「まだ半分もある」とポジティブに見るか?
事実は等しくとも、捉え方や伝わり方は大きく変わるのです

状況は同じでも、印象が大きく変りますね

フレーミングをありていに表現するなら、モノゴトは「見方次第」「モノは言いよう」ということ

  • 90%のお客様が満足と答えました⇔10%のお客様は不満と答えました
  • この投資で利益を得る確率は60% ⇔損失が出る確率は40%です
  • 今回の手術が成功する確率は80% ⇔ 失敗する確率は20%です

長所と短所は表裏一体
どんな視点で捉えるかによって「自身の受け取り方」も「周囲への伝わり方」も大きく変わるのです

ポジティブベースに軸足・視点をおいて、ネガティブをポジティブへリフレーミングできれば、世の中の見え方が大きく変わります

ただの言葉遊びではなく、モノゴトの捉え方が変わるという事ですね

2つめは、確証バイアス
人は「自分が欲しい、自分にとって都合の良い情報だけを集めて判断しがち」という習性です

自らの思い込み・先入観・願望などを裏付ける、都合の良い情報・根拠ばかりを集めてしまいがちであるという事実を理解しておきましょう

耳が痛いけど、それもリアルだなぁ~

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