自律的な学びを実現する育成プログラム運営――SERENDIPを活用した多角的サポート
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業界・業種地域電気通信業
従業員4,708名(2024年3月31日現在)
通信回線や基幹ネットワークの構築・運用、最先端のICT技術を活かしたサービスの開発、グループ事業戦略の推進など通して革新的で安心・安全な社会を実現。経営・次世代リーダー人材の創出をめざし、2023年より公募型育成プログラム「NTT EAST College」を開校しています。
NTT東日本が展開する独自の人材育成プログラム「NTT EAST College」。このプログラムは、階層別の画一的な研修ではなく、社員が主体的にチャレンジし、個人の特性に応じた能力を伸ばす目的で創設された公募制の次世代リーダー育成・能力開発プロジェクトです。
NTT ExCパートナーは、同プログラムの研修コンテンツのコーディネート、運営、データ分析などでご協力させていただいています。
この記事では、NTT ExCパートナーの支援についてお話をうかがうとともに、「NTT EAST College」の研修メニューのひとつとして、多様な観点から物事を考える力を養う目的で採用された書籍ダイジェストサービス「SERENDIP(セレンディップ)」の導入背景や活用効果についてご紹介します。NTT東日本の事務局ご担当者さまと、実際にサービスを利用した受講生にお話をうかがいました。
お話をうかがった方
【NTT EAST College事務局】NTT東日本株式会社 総務人事部 小林 瑠璃子さま
【受講生】NTT東日本株式会社 北海道支店 第一ビジネスイノベーション部 地域基盤ビジネス担当 影浦 沙映さま
【受講生】株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー 東北ブロック統括本部 岩手エリア統括部 サービスセンタ 荒木 瞭佑さま
本事例のポイント
「SERENDIP」導入により、幅広い知識のインプットと継続的な学習習慣を実現
10分で読める書籍ダイジェストにより、忙しい中でも継続的な学習が可能に。普段触れない分野への関心が広がり、主体的なインプット文化が根づきました。
「ナレッジシェアリング」でアウトプットの機会も創出し、学習効果を高める
ナレッジシェアリングを通じて、学んだ知識を言語化・共有することで、思考の切り口や伝える力が磨かれ、学習効果が高まりました。
NTT ExCパートナーの一元的な窓口対応で、育成担当が重要業務に時間を割ける環境に
当社が窓口を一本化し、研修運営の実務を幅広くサポートすることで、担当者は育成企画や受講生対応に専念できる環境を実現しました。
自律的な学びを実現する他ソリューションを紹介
運営負担を軽減しながら「自律的な学び」の場を実現できました。
【導入目的・背景】幅広い知識を主体的に、継続的に学べる環境を整備
――SERENDIPを導入した背景や目的について教えてください。
小林さま
NTT東日本では、2023年から公募型人材育成プログラム「NTT EAST College」を実施しています。そのコースのひとつ「Fundamentalコース」は、個の強みを活かし、職場リーダーとして活躍する人材を創出することを目的としたコースです。 当社では、職場リーダーに必要な素養のひとつとして、自らアンテナを張って情報収集し、多様な観点から物事を考える力が必要であると考えています。また、様々な媒体から新たな知識をインプットさせる機会を作りたいとの想いもありました。
「SERENDIP」は、幅広い良書から知識を効率よくインプットできる点、週ごとに複数冊の新着ダイジェストがメール配信され、ふだん興味を持たなかった分野も含めた偶発的な知との出会いを生み出すことができる点が当プログラムに適していると考え、導入しました。
【活用方法】毎月の学習テーマ設定とシェアリングで学びを深める
――プログラム内での「SERENDIP」の具体的な活用方法を教えてください。
小林さま
受講生は、毎月の学習テーマを自身で設定し、そのテーマに沿った書籍を「SERENDIP」を通して月2冊以上読むこととしていました。
また、「Fundamentalコース」のプログラムのひとつとして、「ナレッジシェアリング」という受講生間での学び・気づきの共有機会を設けており、その中で「SERENDIP」での学習内容も発表していました。
ナレッジシェアリングの場では、資料を作り込むことよりも自らが「先生」となり、聞き手にわかりやすく伝えることを意識してもらい、自身の課題に対して知識をどう活用したいかを15分前後でアウトプットしてもらいました。
【活用効果】情報収集の習慣化と新たな興味の広がりを実感
――事務局から見て、どのような導入効果を感じていますか。
小林さま
これまで興味を持っていなかった領域に自然と触れる機会が生まれたことで、受講生の関心の幅が広がったと感じています。
通常の書籍だと、自分の興味のないジャンルに手を伸ばすには相応の時間とエネルギーが必要ですが、「SERENDIP」は10分前後で読むことができます。新しい興味の入口として、とても効果的でした。ダイジェストを読んでみて、実際に本を購入したという受講生も多数見受けられました。
【NTT ExCパートナーについて】一元的な窓口対応で業務効率がアップ
――NTT ExCパートナーの支援内容について、特に良かった点を教えてください。
小林さま
NTT ExCパートナーさんには、「NTT EAST College」のスタート以来3年間、プログラム運営のサポートなどで伴走していただいています。
特に助かっているのは、各研修カリキュラムの関係各所との調整・コーディネートから、研修プログラムの運営、支払いまで、運営にかかわる問合せ対応や周知を一気通貫で対応してくれる点です。
「Fundamentalコース」には、約100名の受講者がおり、NTT ExCパートナーさんが社外やり取りの窓口を一元的に引き受けてくださるため、受講生対応や研修の企画業務に専念することができ、大変助かっています。また、日々発生するイレギュラーな事態にも柔軟に対応いただき、とても感謝しています。最初から最後まで一元的に伴走支援いただける企業はなかなか無いと思っています。
NTT ExCパートナーさんには、今後も、人材育成ソリューションのプロとして、市場のトレンド情報の共有に期待するとともに、データの傾向分析などでさらに連携していきたいと思います。
【こんな人におすすめ】新たな発想や専門外の情報に触れたい人へ
――「SERENDIP」をどのような方におすすめしたいと感じますか。
小林さま
現代の不確実性の高いビジネス環境において、専門性を高めることはもちろん、複数領域の多様な知識をインプットすることは必要不可欠です。新しい知に対する抵抗を持たず、オープンマインドな姿勢で学び続けることの重要性を理解し、自ら動き、周りに伝播させていく、そんなリーダー人材を多く輩出していきたいと考えています。
そのような観点から、リーダー層・次世代リーダー候補の方など、発想の引き出しやアイデアの源泉を増やしたい方に「SERENDIP」をおすすめしたいです。また、専門外の分野に興味を持ちづらかった方にとっても、興味・視野の幅を広げるインプットの入り口として効果的だと思います。
隙間時間を有効活用しながら、幅広い知識のインプットが思考の「切り口」を増やす。
【SERENDIPの第一印象】使いやすく、続けやすい学習体験
――「SERENDIP」をはじめて使ってみた印象はいかがでしたか。
影浦さま 新鮮なカテゴリ分けとスムーズな深掘り導線
ふだんから自己啓発本などを読むのが好きで、電子書籍サービスなども利用していますが、それらは「ビジネス」「暮らし」などのジャンルで分類されているのが一般的です。「SERENDIP」はカテゴリが「書籍」「新書・文庫」「海外書籍・雑誌」などに分かれている点が新鮮でした。また、ダイジェストの下に関連リンクや購入動線があり、気になった情報を少ないアクションですぐに深掘りできる使いやすさが印象的でした。
荒木さま 10分で読み切れる手軽さが好印象
ふだん、あまり読書の習慣がなかった私にとって、10分程度で読み切れるコンパクトな内容は非常にありがたいと感じました。1冊の本を読み切るのは、それにかかる時間が読めず、億劫になりがちですが、これなら「隙間時間を活用して読み切れる」という見通しが立てられました。
【活用後の感想】忙しい中でも学習を習慣化できた理由
――実際に活用を続ける中で、どのような点が「続けやすい」と感じましたか。
影浦さま プッシュ配信が習慣化を助け、外出先でも手軽に読める
定期的に届くメールのタイトルに惹かれて、いそがしい時期でも学習に戻るきっかけになっています。他のサービスだと、試し読みはあらすじや最初の数ページまでですが、「SERENDIP」はダイジェストで全体の流れをキャッチできるので読みやすく、本の選定に役立つと感じました。選定しているうちに知識も溜まっていくので、とても使いやすいです。
動画などでの情報収集も行いますが、より短時間で複数のダイジェストを網羅的に読めるため、効率的です。業務で出張が多いのですが、外出先で通信量を気にせず読める点もメリットだと感じました。
荒木さま 週の予定に組み込み、隙間時間を有効活用
毎週の新着ダイジェストメールのタイトルが興味深く、習慣化の助けになりました。いそがしいときは「後で読む」にストックを作り、週のはじめに空き時間を確保して読むようにしていました。
メールでは、ふだん自分では手に取らない分野も紹介されるため、新しい領域に踏み込むきっかけになりました。
【学習効果】思考の幅が広がり、学びへの姿勢が変化
――具体的な学習効果や、思考習慣の変化はありましたか。
影浦さま 情報の偏りを防ぎ、物事を考える際の切り口が増えた
物事を考える際の「切り口」が増えたように感じます。たとえば、フリーワード検索で「AI」と調べると、IT分野だけでなく、知的財産などの関連分野もヒットし、一見関係のない情報を紐付けて考える訓練になっています。また、アルゴリズムのおすすめによるジャンルの偏りがないため、幅広い分野の本を読めるようになりました。
荒木さま 文字を読む抵抗感が消え、思考の引き出しが増えた
活字を読むことに対する抵抗感が取り除かれ、業務の隙間時間や休憩時間の使い方が変わりました。読書の習慣がなかった自分にとって、これは大きな変化でした。
また今後、リーダーとして成長するには、さまざまな知識の「引き出し」が重要だと感じています。「SERENDIP」で得た知識の中では、特にコミュニケーションやマインドセットに関する知識が印象に残っており、これらは日々の業務の中でも参考になっています。
【今後の活用について】インプットを深め、アウトプットにつなげる
――今後、どのように「SERENDIP」を活用していきたいですか。
影浦さま 概要把握から気になる書籍の深掘りへ
これまではダイジェストによる概要の把握が中心でしたが、今後は「SERENDIP」で見つけた良書を実際に購入し、さらに知識を深掘りしていきたいです。
質の高いアウトプットにはインプットが不可欠だと感じています。得た知識について、家族との日々の話題に積極的に取り上げるなど、インプットとアウトプットを両立することも心がけたいと思います。
荒木さま 習慣化の維持とアウトプット機会を重視
「ナレッジシェアリング」での発表を通じ、人に説明する際に、重要度や順番を意識して話せるようになりました。今後も隙間時間でのインプットを継続するとともに、誰かに説明するなどのアウトプットをセットで行うことで練度を上げていきたいです。
【こんな人におすすめ】忙しい中でも、幅広く学びたい方へ
――「SERENDIP」をどのような方におすすめしたいと感じますか。
影浦さま 効率を重視し、幅広いエッセンスを吸収したい方へ
いろいろな知識をインプットしたいけど興味が偏りがちな方や、効率よく多様なエッセンスを吸収したい方におすすめです。
荒木さま 多忙な管理者や、読書習慣のない方へ
読書に多くの時間を割けない人や、自分のように活字を読む習慣がない人に、インプットの最初のステップとしておすすめしたいです。まとまった時間を確保しづらい管理者層の方にも、とても良いと思います。
※
文中に記載の企業名・組織名・所属・肩書き・取材内容などは、全て2025年12月時点(インタビュー時点)のものです。
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