働き方改革&労働生産性の向上 第2章:なぜ今、働き方改革が叫ばれる?2つ目の問題=質!

日本の働き方改革
2つめの問題は、質=労働生産性の低さ

日本の労働生産性をデータで見ると
1時間あたりの労働生産性=52.3ドルと、OECD加盟38カ国中30位
1人あたりの労働生産性=85,329ドルと、38カ国中31位
いずれもG7の中で最下位です

改めて数字で見ると厳しいな…

そもそも労働生産性とは?
投入した労働量を分母として
どれだけの利益=付加価値額を生み出せたか?という指標です

日本の労働生産性、なぜそんなに低いのかな…

日本の労働生産性が低くなっている要因として

  • 長時間労働
  • 評価制度
  • 決裁権が集中する組織構造
  • アナログな業務体制

という4つの代表的なポイントが挙げられます

順に解説しましょう

1つめは、長時間労働という手段が選択されやすいこと
労働時間が長くなるほど人間の集中力は低下しやすく
結果として人的ミスの発生や、作業効率の低下を誘発してしまいます

確かに非効率的だよね…

2つめは、評価制度の問題
日本では勤務年数に比例して昇給する、年功序列の給与体系や
勤務時間が長くなるほど残業手当を多く受け取れる仕組みが一般的
頑張っても、頑張らなくても評価が変わりづらく、モチベーションが低くなりがちです

量による評価ですね…

3つめは、マネジメント層に決裁権が集中する組織構造
一般社員の裁量が小さく、上長の判断が無ければ業務が進まない、承認待ちで業務が止まるといった事象が発生しがち
その為モチベーションが低く、主体性や創造性も低くなりがちです

…あるなぁ💦

4つめは、アナログな業務体制
デジタルを苦手とする組織も多く、アナログで非効率なオペレーションが数多く散見されます
またデジタル化を進めた場合も、縦割り組織の弊害によって「情報のサイロ化」という新たな問題が発生しがちです

デジタルリテラシーと組織体制の問題ですね

働き方改革&労働生産性の向上 
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